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伊勢志摩の真珠について

About Iseshima Pearl

温暖な気候でリアス海岸の英虞湾では、奈良時代からあこや⾙から採れる「真珠」を集荷していました。
その後、明治時代半ばに養殖技術が確⽴すると、養殖・加⼯・販売と真珠に関するすべての業者が揃う、他に類をみない地区となっています。

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真珠養殖発祥の地

Pearl of Iseshima

あこや⾙が⽣息に適していた英虞湾で、あこや真珠の養殖の研究を始めてた御⽊本幸吉は、1888年に⿃⽻の相島で数個の半円真珠の養殖に成功し、真珠養殖の⼤きな⼀歩となりました。後に、1907年には、三瀬⾠平・⻄川藤吉らが真円真珠の養殖⽅法の特許を申請し、現在の真珠養殖技術の基礎となりました。3⼈の偉業を称え、志摩市・賢島の英虞湾を⾒下ろす円⼭公園には記念碑が建てられています。また、同地には真珠養殖に命を捧げたあこや⾙の供養塔も建⽴されています。

三重県内の養殖業者は約300社

生産量は約1,149貫(約4,311kg)

2020年現在、三重県内の養殖業者は約300社で、⽣産量は約1,149貫(約4,311kg)。真珠光沢が最⼤となる冬場にアコヤ真珠は浜揚げされ各地区で⼊札が⾏われています。
毎年12⽉には、県下の養殖業者が参加する真珠の品質評価会が開催され、各養殖業者が無作為に100個の⾙から取り出した真珠の品質(球形率・⾊・マキ・テリ・傷等)を競い合い、未来に⽣かすようにしています。

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